野菜の旬
食の豆知識 公開日:2020年11月24日
今回は フレッセイ 食育コミュニケーターの齋藤こずえさんに「野菜の旬」についてお話を聞いたので皆様にご紹介します。
旬の野菜をたくさん食べてほしい理由
私たちが食べる野菜や果物、魚、それぞれに「旬」があります。例えば、秋が旬の野菜は、しいたけ、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、ぶなしめじ、まいたけ、ごぼう、さつまいもなどがありますね。
最近は、技術の進化により一年を通して旬には関係なくスーパーにはたくさんの野菜が並びます。では、どうして「旬」があるのでしょう。
「旬」と、調べると・・・
ある特定の食材について、他の時期よりも新鮮に食べられる時期。また、旬の物はよく市場に出回るため値段も安価になりやすく、消費者にも嬉しい時期である |
と書かれてあります。しかし、それだけではありません。「旬」と言われる時期に収穫された野菜は、一年のうちで栄養価が一番豊富なのです。
旬の野菜は、味がよくて栄養の面でも優れ、お財布にもやさしく、生産者さんにとっても野菜を育てるのにも最適な時期ですから、農薬やエネルギー※(化石燃料)が少なくて済みます。安全かつエコという観点からも旬の野菜を積極的に食べたいものです。
※ここでいうエネルギーというのは、例えば、ガラス室やハウスなどで寒い時期に夏野菜を育てる際の暖房費用などです
旬の中にさらに旬?
野菜の旬は一般的に3ヶ月位です。しかし、同じ野菜の中でも、産地や気候によって最高に美味しい時期が品種によって異なるものもあります。
例えば、今が旬の「さつまいも」ですが、焼き芋にしたときに、ホクホク系やしっとり系など食感に違いがでますよね。それが品種の違いです。
最近では、こだわった野菜を作る産地やの生産者さんも増えているので、購入するときに「品種」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
同じ野菜でも、品種によって調理法を変え美味しく食べる方法を探ってみたり、お好みの品種が売り場に並ぶのを待ってみたりすると、旬の食材を今よりもっと楽しむことができますよ。
監修:食育コミュニケーター 齋藤こずえ (フレッセイ)
旬に食べる野菜は栄養価が高く、エコな面もあるので積極的に食べていきたいですね。季節感も感じられる「旬の食材」を今日のお買い物に追加してみませんか?